いぐべ

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【とうかい】酒屋が作るかき氷は体がポカポカ温まる『甘酒かき氷』│山形市

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山形のかき氷街道ばく進中のいぐべ編集長です。食べると体が“ポカポカ”になるかき氷はいかかが?

山形県山形市宮町の「おさけマルシェ とうかい」に訪問です。今回はちょっと変わり種のかき氷、シロップに甘酒を使った、甘酒かき氷を紹介します。もちろんノンアルコールで、砂糖、添加物は不使用。麹だけで作られた、自然のやさしい甘さが特長のかき氷です。

甘酒といえば、飲むと体が“ポカポカ”となり、栄養が豊富。「飲む点滴」とも称されています。

甘酒かき氷は、食べている間は体を冷やし、食後はジワジワと体を温める、ちょっと不思議なかき氷。夏バテ予防にもなる優れものです。

街の酒屋さん「とうかい」

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外観はどこの街にでもある酒屋さん...ですが、店内はオシャレに装飾され、ゆったりできる飲食スペースも設けられています。まるでカフェのような雰囲気。

店主が厳選した、こだわりのドーナツや、山形の農園で作ったジュースなども販売され、ネットでの情報発信にも力を入れる、山形では珍しいニュータイプの酒屋です。それに、かき氷を食べられる酒屋は全国的にも珍しいですよね。

▼公式HP
おさけマルシェ とうかい

かき氷メニュー紹介

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かき氷は、「米鶴のあま酒かき氷 (540円)」の1種類。甘酒は「米鶴酒造」の特製甘酒を使用。山形は全国有数の米どころ、良質な米が取れる山形は、当然「日本酒」がうまい!

トッピングはお好みで、和菓子屋「戸田屋正道」の『おかめ餡子』か、「酒井ワイナリー」のブドウジュース『蟻葡萄』の、どちらかを選べます。ちなみに、かき氷の器は平清水焼き。山形づくしの「山形的」かき氷です。

今回は、いかにも山形的な「おかめ餡子」をトッピングに「米鶴のあま酒かき氷」をいただきました。

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米鶴のあま酒かき氷

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大きなどんぶりに、卵かけご飯...いや、とろろご飯.....笑。
安心してください、かき氷です!

よくかき氷として一般的な抹茶かき氷は「和風」をイメージされますが、こちらの甘酒かき氷は「古風」ですね!古き日本を連想されるかき氷となっています。見るからに英気を養えそう。


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お味はというと、甘酒に砂糖や添加物を使用していないだけあって、自然でやさしい甘さ。一般的に飲まれる“甘い”甘酒から、そのまま砂糖を抜いたような、すっきりした甘さと、甘酒特有の風味。どこか懐かしい味わいのする、素朴なかき氷です。

かき氷の“表面”“下から”贅沢に甘酒がかけられているので、食べ進めていくと甘酒のみが残り、最後は甘酒を飲むような形となります。

普通のかき氷は最後の方にシロップがガッツリ残ると、飲み干すのに躊躇しますが、甘酒かき氷となると話は別。ありがたく、最後の一滴まで飲んでしまう、謙虚な心になるようです。日本人のDNAがそうさせているのでしょうかw


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トッピングの「おかめ餡子」は、甘酒と同じように自然でやさしい甘さの粒あんです。小豆一粒一粒に確かな歯応えと、滑らかな舌触り、職人さんの真面目で丁寧な仕事が伝わってきます。

甘酒と粒あんは、共に甘くないので、一緒に食べてもやさしい味わいには変わりありません。どこまで素朴なかき氷です。

感想

米鶴のあま酒かき氷、ご馳走さまでした。自然でやさしい甘さのかき氷ですが、本領発揮するのは食後。ジワジワと温まり体ポカポカ!ここまで甘酒にパワーがあるとは...驚きです!甘酒かき氷を食べ、肌で甘酒の栄養を感じました。

素朴なかき氷なので、子供受けは良くないかもですが、大人が食べてこそ、甘酒かき氷の良さがわかると思います。ぜひ一度「甘酒かき氷」をお試しください。酒屋が作る甘酒かき氷でした~。

▼米鶴酒造の日本酒